『パシフィック・リム:アップライジング』のプロトタイプとなる作品で、2013年に計画が発足した。なお、前作の興収の結果を受け、延期の後に一度企画がとん挫して中国資本の援助を受けるまで、またギレルモ・デル・トロが『シェイプ・オブ・ウォーター』のために降板するまで企画されていた。パシフィック・リム:メイルストームという題名も考えられていた。[1][2]
ハンニバル・チャウ役のロン・パールマンは、デル・トロの降板を受けて自らも降板を表明した。 ローリー・ベケット役のチャーリー・ハナムは、制作の延期によって都合がつかなくなって降板した。
ディアブロ・インターセプトのレンジャー二人組も登場する構想があった[3]が却下された。しかし、デル・トロが自身の作品にもっとメキシコ人やメキシコ関連のものを登場させる計画がブラック・マリアの構想につながった。
アップライジングとの相違点[]
- 前作の数年後(アップライジングは10年後)
- ローリー・ベケットやハンニバル・チャウなどの登場
- 戦闘よりもキャラクターの内面を重視したストーリー
- 怪獣無き世界とイェーガー技術の運命を描く
- 怪獣との戦闘は予定されていたのか不明
- プリカーサーとアンティバースの背景も描く
- 上海での戦闘がある
- 川や砂漠での戦闘がある
- 最終決戦はサンフランシスコ
登場予定だったイェーガー[]
- ジプシー・デンジャー 2.0(ジプシー・アベンジャーの前身)
- 韓国製イェーガーA
- 韓国製イェーガーB
- 中国製イェーガー(セイバー・アテナの前身)
- ロシア製イェーガー
- チェルノボグ・アルファ(チェルノ・オメガ)
- ギャングスタボット・ロコ(違法イェーガー)
- ブラック・マリア(オブシディアン・フューリーの前身)
- 違法イェーガー
コンセプトアート[]
その他の内容[]
ギレルモ・デル・トロがインタビューで答えた内容には以下がある。[4]
- 森マコを主人公としている。
- ヴィランは「インターネット2.0」を開発した未来の人物であり、プリカーサーは数千年後の地球人類だと判明する。
- プロットにはタイムトラベルが組み込まれる。
- 怪獣は未来人の作った一種のテラフォーミング装置である。