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ロミオ・ブルー[脚注 1](Romeo Blue)は第1世代のアメリカ製イェーガーである。ブロウラー・ユーコンに次いで、史上2番目に実戦配備された。[2]
歴史[]
怪獣戦争の初期に製造されたロミオ・ブルーは、アメリカ製の第1世代イェーガーである。パイロットは双子のブルース&トレビン・ゲイジ。[6] ロミオ・ブルーは2015年12月15日に初出動を果たした。
怪獣ハードシップが上陸した際、ロミオ・ブルーは都市部での接近戦に臨んだ。ハードシップはイェーガーのコン・ポッドをもぎ取ろうとしたが、ロミオ・ブルーは高速道路の橋桁を武器の代わりにして怪獣を殴りつけ、勝利をモノにした。[7][8] 戦いが終わった後、ロミオ・ブルーの勝利を祝う軍事パレードが開催され、その模様は全世界に報道された。[3]
2020年、ロミオ・ブルーはカテゴリー3の怪獣ナイフヘッドを迎え撃つため、カリフォルニアから出動した。しかしナイフヘッドをセンサーで探知するのが困難だったため、怪獣により近いアンカレッジのシャッタードームからジプシー・デンジャーが出撃し、結局このイェーガーがナイフヘッドを倒してミラクル・マイルを防衛した。[4]
その後、ロミオ・ブルーはシアトルの防衛に送り出されたが、怪獣に破れ、戦闘不能になった。[3] ロミオ・ブルーの残骸の一部は溶かされ、命の壁の材料として使われた。[4] また、イェーガーの墓場であるオブリビオン・ベイには、ロミオ・ブルーの残骸らしきものが保管されていた。[3]
パシフィック・リム:アマーラでは、ロミオ・ブルーの頭部は盗まれた後に無許可の小型イェーガーの一機であるヘッド・ハンターに使われた。
0-==性能==
他の第1世代イェーガーと同様、ロミオ・ブルーも核反応炉を動力源にしている。武器は胸部ファンの下にある一組の3連ガトリング砲、ガトリング・チェストで、遠距離から怪獣を攻撃可能。必殺技は“タクティカル・ブレイク”。ロミオ・ブルーは重量が7,775トンもあり、機動力はストライカー・エウレカの5分の1しかなく、確認されている限り最も動きが遅いイェーガーである。その重量は武器にも弱点にもなり、“タクティカル・ブレイク”の際には怪獣を抑え込んで喉笛をガトリングで破壊できるが、機動性のためにナイフヘッドに逃げられた。ブロウラー・ユーコン同様に対カイジュウブルー用のプラズマ・冷凍・電撃・火炎などの兵器は装備されていない。掌部はピストン式である。
ロミオ・ブルーは肩幅が広く、ストライカー・エウレカが持つ「T-16エンジェル・ウィング」によく似たフィンを背中に搭載している。顔は胴体に比べて小さく、頭頂部に突起がある。顔面には左右対称の赤いバイザーがあり、頭部およびボディの各所に黄色いマーキングが入っている。掌は丸く、小さな指があり、クリムゾン・タイフーンのそれと少し似ている。腹部はやや細身。背部には、ブースターの様な装備がある。
胸部には、パイロットが乗り込むコン・ポッドを敵の攻撃から保護する目的で、巨大なフィンが備わっていた。[9] 手はチェルノ・アルファ同様にピストン機能があった。
怪獣討伐歴[]
ロミオ・ブルーが単機で、あるいは他のイェーガーの助けを借りて討伐した怪獣の一覧。
怪獣 | 日時 | 場所 | イェーガーのチーム |
---|---|---|---|
ハードシップ | 不明 | 不明 | 単機 |
セプティッド※ | 2017年 | グアヤキル | ディアブロ・インターセプト プーマ・レアル |
※セプティッドが汚染を発生させるために自殺した。
トリビア[]
- 「ロミオ・ブルー」はギタリストでシンガーのレニー・クラヴィッツが1980年台に使っていたステージネームである。
- ロミオ・ブルーは映画『パシフィック・リム』でカメオ出演しており、怪獣ハードシップ相手に戦闘していた。
- 『パシフィック・リム』のオブリビオン・ベイのシーンに、ロミオ・ブルーと似たデザインのイェーガーが映る。
- ロミオ・ブルーはもともと3本脚のイェーガーとしてデザインされていた。そのため『パシフィック・リム ビジュアルガイド』ではロミオ・ブルーの戦闘スタイルが「3本脚の歩哨」となっている。
- 『パシフィック・リム ビジュアルガイド』ではロミオ・ブルーのパイロットがブルース・マッケンジー、トレビン・ジュールズとなっている。[1] しかしのちに脚本家のトラビス・ビーチャムが劇中のTVショーのシーンに登場した双子がロミオ・ブルーのパイロットであると明かし、2人のファミリーネームも「ゲイジ」に統一された。[6]
- 『パシフィック・リム』小説版ではロメオ・ブルーと表記されている。
- 「胴長な機体」「胴体に比して細長く、四本共ほぼ同じ長さの四肢」「鶏冠状の部品」など、後継機のジプシー・デンジャー以上に鉄人28号を思わせるデザインを持つ。
ギャラリー[]
ロミオ・ブルー/ギャラリーをご覧ください。 |
脚注[]
- ↑ 『パシフィック・リム ビジュアルガイド』によるカタカナ表記。
出典[]
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 パシフィック・リム ビジュアルガイド
- ↑ 2.0 2.1 Travis Beacham: Mark-1 Jaegers
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 パシフィック・リム(映画)
- ↑ 4.0 4.1 4.2 パシフィック・リム(小説)
- ↑ @TravisBeacham August 13, 2013
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 Travis Beacham: Romeo Blue
- ↑ Pacific Rim: Before and After
- ↑ Travis Beacham: Romeo Blue vs. Hardship
- ↑ Travis Beacham: The purpose of Romeo Blue's chest fin
イェーガー | |
---|---|
第1世代 | ブロウラー・ユーコン - タシット・ローニン - ロミオ・ブルー - ホライゾン・ブレイブ - チェルノ・アルファ - コヨーテ・タンゴ |
第2世代 | ディアブロ・インターセプト - エデン・アサシン - プーマ・レアル - ソーラー・プロフェット |
第3世代 | シャオリン・ローグ - クローム・ブルータス - ヴァルカン・スペクター - ジプシー・デンジャー - マタドール・フューリー |
第4世代 | エコー・セイバー - マンモス・アポストル - ヒドラ・コリンシアン - ノヴァ・ハイペリオン - クリムゾン・タイフーン |
第5世代 | ストライカー・エウレカ - ブレーサー・フェニックス |
第6世代 | ガーディアン・ブラーボ - ジプシー・アベンジャー - タイタン・リディーマー - ノーベンバー・エイジャックス - セイバー・アテナ |
世代不明・その他 | オブシディアン・フューリー - スクラッパー - ヴァラー・オメガ |
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