怪獣 (Kaiju)はアンティバースの住人であるプリカーサーによって作り出された、水陸両生の巨大生命体である。
歴史[]
2013年、プリカーサーは太平洋の底に次元をむすぶ出入り口(ブリーチ)を開き、地球が属す次元に怪獣を送り込み始めた。
ハンニバル・チャウなどは怪獣の肉体から生成する商品で財を成し、様々な薬品や骨粉のワインなどを作り出した。
また、違法に製造された地球生まれの人間とのハイブリッド怪獣も存在する。
後年に判明した情報から判断されるが、プリカーサーがわざわざドローン・イェーガーを乗っ取る計画を立てたのは、地球上でのカイジュウブルーの製造が困難であるからだと思われる。
2035年には、アクマガミ・フォントがカイジュウブルーから作った環境汚染兵器「K-爆弾」を起動しようとした。
後年、オーストラリアを大量の怪獣が襲撃し、PPDCは大陸から撤退しオペレーション・ブラックアウトが発動された。
プリカーサーに改造される以前の状態を思わせる個体も確認されている。
特徴[]
英語でもカイジュウ(kaijū)と発音され、KAIJUなどとも表記される。 セリザワスケールと呼ばれる指標で驚異の度合いが分類され、毒性や体の大きさなどから判断される。 ただし、後年の怪獣は過去のセリザワスケールが同じ個体よりも強力になっている場合がある。
由来[]
怪獣は人類を滅ぼすために設計された一種の生物兵器やテラフォーミング装置であり、破壊活動以外に後述のカイジュウブルーや大量の糞や死骸で地球環境を汚染することでプリカーサーにとって住みやすい環境を作る目的もある。プリカーサーは怪獣同士に殺し合いをさせ、生き残った怪獣を更に改造し、地球に送るとされる[1]。その際、人類への対抗か、これまでの怪獣と姿を異なるものにするという。
テラフォーミング装置としての側面があるために、死んでも血肉や糞尿で環境を汚染し、核兵器で倒されたとしても(核兵器によって)人類の生存圏を破壊して環境を汚染するため、特殊な攻撃能力などは初期の怪獣は持ち合わせていなかった。
生態[]
極めて凶暴で、青や緑や黄や橙色などに発光する猛毒・強酸性の体液を持つが、毒性のレベルは個体によって異なる。また、人類側のドリフトに近いシステムで交信が可能であり、ハイブ・マインドという一種のテレパシーの様な手段で情報を共有している。 人間の予想を遥かに上回る知性を持つ[2]エイリアンであり、またクローンであるために共通の特徴を持つ個体がいる。地球上の脊椎動物とは異なり、生態発光し(カイジュウブルーの色と体表や口の発光が異なる個体もいるが、どれにも当てはまらない個体もいる)、4本腕が合体して2本腕の様になっている個体や、大量の目を持つ個体もいる。シリコンやケイ素の骨格を持つため、非常に軽い。
大質量と運動能力や防御力を主だった破壊の手段にしており、最初期の怪獣ですら従来の兵器だと核爆弾でしか倒せない。前述のとおり、特殊な攻撃能力などは初期の怪獣は持ち合わせていなかった。しかし、イェーガーの登場以降は、特殊な外殻、武器化した舌、トゲの発射、強酸液、胃液、超音波の咆哮、運動エネルギーの反射、冷凍液、マグマの様な可燃性の体液、電撃流、電磁パルス、プラズマの生成、エネルギー衝撃波などを備えた個体もいる。ゲーム版や別媒体では、音波エネルギー、高圧の泡、火球などを武器にしている個体もいる。
カイジュウブルーそのものを対イェーガー用の武器として使用したケースは知られていないが、利用して強酸や(可燃性のものをふくむ)毒や毒ガスを作り出したり、レアメタルと反応させることで大規模爆発を起こすことが判明している。
後に判明したが、毒ガスを作り出すために自殺するまたはレアメタルを持つ火山をカイジュウブルーと反応・噴火させて毒ガスを発生させるためにほとんどの怪獣が行動している。そのため、環太平洋地域とその周辺の都市部をもっぱら狙っていた可能性がある。
後年に現れた怪獣と機械のハイブリッドは、装備された武装(レーザー[3]などの光学兵器やミサイルや近接武器)などを使用できる。また、怪獣はすべてDNAを共有するクローンなため、機械的なアシストの前提で怪獣同士の合体が可能。
名称が判明している怪獣の一覧[]
- 怪獣の一覧も参照
※以下は、あくまでも判明している怪獣のリストであり実数はこれよりも多いと思われる。
品種[]※ロアによって品種 (breeds) と呼称されたり、卵を産んだり複数個体が確認されている怪獣を含む。ベイビーやリッパーやドローン・イェーガーの様に、地球人によって製造されたクローンなどは除く。 カテゴリー2[]カテゴリー3[]カテゴリー4[]カテゴリー5[]カテゴリー6[]非正史の怪獣[]※小説やコミックに登場するが、映画本編の内容と矛盾する存在
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カテゴリー不明[]
その他[]
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詳細不明個体[]
イースターエッグ[]
パシフィック・リム:アップライジング (ガメラ、ヨンガリー、ギャオス、ギロン、ジャイガー、ジグラ、バトラ、バラゴン、バラン、ガイガン、MUTO、クローバー)
制作段階[]
余談[]
- 怪獣のデザインには、ジェームズ・キャメロンの「アバター」シリーズの、惑星パンドラの生物の影響がみてとれる。
- ギレルモ・デル・トロが考案していたパシフィック・リム 2によれば、プリカーサーは数千年後の地球人類であり、怪獣は未来人の作った一種のテラフォーミング装置である。[4]
出典[]
出典[]
- ↑ パシフィック・リム ビジュアルガイド, page 128
- ↑ How The Kaiju Are Changing For Pacific Rim: Uprising
- ↑ The Art and Making of Pacific Rim: Uprising
- ↑ https://www.thewrap.com/guillermo-del-toro-pacific-rim-2-original-version/
怪獣 | |
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カテゴリー2 | オニババ - ラグナロク |
カテゴリー3 | ナイフヘッド - ヤマアラシ |
カテゴリー4 | ムータヴォー - オオタチ - レザーバック - ライジュウ - スカナー |
カテゴリー5 | スラターン |
カテゴリー不明 | ※未編集 |
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